【アルピナ新時代】伝統のレシピ×新たなスパイス=刺激の化学反応 B3に試乗 日の出めざして走った

公開 : 2021.01.01 06:50

アルピナB3が「パフォーマンスカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。日の出めざして徹夜ドライブ。これまでのB3とは異なるアプローチであることが判明。

もくじ

パフォーマンスCOTY でも取れて当然
新型B3に込められた新たなスパイスとは
シェフ交代、アルピナの新章がはじまる

パフォーマンスCOTY でも取れて当然

AUTOCAR JAPAN sponsored by Nicole Automobiles
text:Takuo Yoshida(吉田拓生)
photo:Satoshi Kamimura(神村 聖)
editor:Taro Ueno(上野太朗)

翌朝まで、という約束で借りた新型のBMWアルピナB3のステアリングを握る。

第三京浜から首都高というお決まりのコースをたどり横浜みなとみらいへ。いつものアルピナならば、この試乗コースで「なるほど!」と納得できる。

だが新型B3の走りにはこれまでとは違う何かを感じた。

しっかり走り込まないと、その「何か」を把握できないように思えたのだ。

アルピナの味はミシュランの星を持つ老舗レストランの料理のような伝統的なもの。その味は一朝一夕に変化するものではない。

だからアルピナの新型車のテストドライブは「発見」というより「確認」に近いのだ。

最新のアルピナを試乗することで、自分の中にある自動車評論の機軸をアップデートしていると言った方が正しいかもしれない。

だが今回はどうやら勝手が違うようだ。アルピナに何かが起こっている……。

最新の話題と言えば、ドイツと日本のカー・オブ・ザ・イヤー(COTY)において、新型B3が「パフォーマンスカー・オブ・ザ・イヤー」を獲得したことだろう。

得票結果も興味深い。1位のアルピナが66%、2位のトヨタ・ヤリス(ヤリス・クロスとGRヤリスを含む)が19%。トップ2でその大半を占めているのである。

新型B3に込められている明確な変化を、プロフェッショナルたちが感じ取ったのであれば、この結果は当然なのかもしれない。