【成熟の時】ジープ・グランドチェロキー、オンオフ「別格」 同居する伝統と革新[PR]

公開 : 2021.03.01 11:55

貴重、アナログ感の強い本格4WD

通常走行時、センターコンソール前方のセレクテレインが「AUTO」状態にあれば、グランドチェロキーの駆動システムは自動的に高速側のデフ設定を選び、駆動力を最適化制御する。

雪や砂、泥や岩といった路面ごとに、手動で選ぶこともできる。

今回は出番がなかったが、滑りやすい路面で手動でトラクションを最大化するには、静止~車速5km/h以下でイグニッション・オンのまま、シフトレバーをN(ニュートラル)ポジションに入れ、トランスファー・ケース・スイッチの左上、「4WD LOW」のボタンを1回押す。

するとボタン内とメーターパネル内のインジケーターが点灯し、オフロード専用モード、前後左右輪がデフロックされて駆動スリップロスが生じない状態となる。

ごくシームレスな通常走行から、素早く切り替えれられる本格4WDモードといえるだろう。

以前のエアサス仕様では、+28mmもしくは+55mmの車高を選べるオフロード・モードがあった。

エアサス仕様より20mmほど低いメカニカル・サスペンション仕様のリミテッドは、足回りの減衰力セッティングは、とりわけバランス重視の結果といえる。

ちなみにダッシュボード中央の下部には、ボタン1つのスポーツモードが備わっている。

これを有効にすると、シフトスケジュールは低め優先で、ステアリングフィールもスポーツ寄りになるロジックだが、肝心の電動パワーステアリングが絶妙。

まずノーマル時よりもセンター中立が広く、高速の直進時に据わりがいい。しかも減衰力は変わらずとも操舵時のゲインは増すため、ロール初期の傾きは少ないまま、クルマが踏んばり、結果的にコーナリングが安定する。

追い舵を効かせるとさらにストロークが増して軽いアンダーステアも出るが、クセが素直なので、ワインディングすら滅法スポ―ティにこなせてしまう。

オン・オフを選ばず、予測しやすいドライバー・コンシャスな優しい特性は、グランドチェロキーの美点といえる。

それは単に扱い易い従順さより、対話相手として頼りになる「相棒」感を主張する。

アナログっぽいタッチでありながら中身は熟成の極み。表面的なプレミアムSUVでは太刀打ちできない、グランドチェロキーの秘めた、ジープ80年の経験やノウハウを受け継ぐ部分ではある。

だから旧い街が、よく似合う。

ジープ・グランドチェロキー 公式サイトをみる

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