【迷えるあなたへ】ジープ・ラングラー ルビコン/サハラ/スポーツ 違いは?

公開 : 2021.10.06 18:05

カジュアルにサラリと「スポーツ」

「スポーツ」のエクステリアは、ハードドップやフェンダーが無塗装で、細部を除けばルビコンに近い。

使い倒してこそナンボ、とでも言いたげなラングラーらしい無骨な雰囲気が漂う。

なによりの魅力は、車両価格だ。658万円の「ルビコン」、618万円からの「サハラ」に対して「アンリミテッド・スポーツ」は558万円と、3種のラインナップの中では手が届きやすい。

しかし、単なる廉価グレードだと認識するのは大間違いだ。

キーを取り出さずにドアのアンロックやエンジン始動がおこなえる非接触式キーをはじめ、オートエアコン、USBポート、そしてインパネに埋め込まれたタッチ式の7インチディスプレイ(「サハラ」や「ルビコン」は画面サイズがひとまわり大きな8.4インチとなりカーナビ付き)も標準採用。

このディスプレイはアップル・カープレイやアンドロイド・オートを通じてスマホを接続することで、ナビアプリをカーナビとして活用できる。

すなわちベーシックグレードの「スポーツ」においても、ひと昔まえのラングラーでは想像もできないほど快適装備が充実しているのだ。

タイヤは、「サハラ」とも「ルビコン」とも異なり、「サハラ」のハイウェイテレーンに比べると悪路走行のウェイトを高めた「オールテレーン」を履く。

見た目のゴツさも含めて、本来のラングラーらしいタイヤチョイスだ。

「サハラ」や「ルビコン」と比べてしまえば、シートがレザーではなくシートヒーターや後席センターアームレストがない、カーナビやアルパイン製プレミアムスピーカー、後席足元のAC電源アウトレットが備わらない、などの違いはある。

しかし、ジーンズ&Tシャツでサラリと乗るのが似合いそうな「素の良さ」が味わえるモデルだ。

気軽に付き合うパートナーとして、魅力は高い。

こうしてラングラーのグレードを比べてみると、三者三様でそれぞれが異なる魅力を持つことが理解できる。

そして間違いないのは、どれを選んでも個性は抜群でラングラーの世界にどっぷりと浸れることだ。

ラングラーは、どれを選んでもしっかりとラングラーなのである。

ジープ・ラングラー 公式サイトをみる

記事に関わった人々

  • 執筆

    工藤貴宏

    Takahiro Kudo

    1976年生まれ。保育園に入る頃にはクルマが好きで、小学生で自動車雑誌を読み始める。大学の時のアルバイトをきっかけに自動車雑誌編集者となり、気が付けばフリーランスの自動車ライターに。はじめて買ったクルマはS13型のシルビア、もちろんターボでMT。妻に内緒でスポーツカーを購入する前科2犯。やっぱりバレてそのたびに反省するものの、反省が長く続かないのが悩み。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。

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