【極上レシピ】アルファ ロメオ・ステルヴィオ/ジュリア きらりと光る伝統と日常性

公開 : 2021.11.05 11:40

普通に乗れて、でも刺激的な現代のジュリア

SUVであり、Q4(AWD)モデルでもあるステルヴィオが時代を反映した1台だとすれば、ジュリアはアルファ ロメオの系譜のど真ん中に位置する伝統的な1台といえる。

直列4気筒ターボ・エンジンをフロントに縦置きしたFR(後輪駆動)レイアウト。最新のジュリアは後席にもしっかりとしたスペースが確保されている。

そんな4ドアセダンの基本ともいえるシンプルな枠組みに、アルファ ロメオの個性が込められているのである。

霧ケ峰高原のワインディングでチェックしたジュリアの印象は「軽快」という一言に集約できる。

ハンドリングにしてもエンジンの吹け上がりにしても、ボディサイズからは想像できないくらい軽いのである。

280psを発生する2Lのマルチエア・ユニットのスペックはステルヴィオ・ヴェローチェと同じ。

それでも車体が180kgほど軽いこともあり、よりターボキックが強烈に感じられる。

ステルヴィオとの棲み分けは、特に走りの部分にはっきりと表れているのだ。

それでもジュリアは、市街地走行や長距離移動といったあらゆるシチュエーションでストレスを感じさせない懐の深い乗り心地を持ち合わせている。

ステルヴィオと同じようにジュリアも、アルファ ロメオらしいスポーティな遺伝子を受け継ぎつつ、日常性を少しも犠牲にしていない。

刺激と親しみやすさが同居する2台のアルファ ロメオ。その存在感は、極上のエスプレッソとよく似ているのだ。

アルファ ロメオの新型車 公式サイトをみる

記事に関わった人々

  • 執筆

    吉田拓生

    Takuo Yoshida

    1972年生まれ。編集部員を経てモータリングライターとして独立。新旧あらゆるクルマの評価が得意。MGBとMGミジェット(レーシング)が趣味車。BMW 318iコンパクト(E46)/メルセデスBクラスがアシグルマ。森に棲み、畑を耕し蜜蜂の世話をし、薪を割るカントリーライフの実践者でもあるため、農道のポルシェ(スバル・サンバー・トラック)を溺愛。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。

関連テーマ

人気テーマ

おすすめ記事