【もうナビで悩まない】ケンウッド・ココデスが、一歩進んだポータブルナビな理由
公開 : 2021.11.24 07:25

もくじ
ー 指先にすいつく地図 キレのいい操作感
ー 『ここです案内』とジャイロ3軸×加速度3軸の力
ー オススメの使い方 ラインナップの注目点
指先にすいつく地図 キレのいい操作感
ドライブの際、わたし達にとって欠かせないアイテムとなったカーナビ。
最近では、「スマホのナビアプリで十分でしょ」という声が聞こえる一方で、「スマホをナビとして使っていると、他のアプリが介入して、肝心な時にナビが使えない」というケースもあり、不測の事態に備えてポータブルナビを活用している人も少なくないそうだ。
ポータブルナビと聞くと、筆者であるわたしもその昔、愛車のRX-7で使っていたのを思い出す。当時の本体は文庫本を2冊重ねたほど分厚く、かなりの重量物だったが、最新モデルの進化は大いに気になる。

今回は『彩速ナビ』で評価を得てきたKENWOODが新たにポータブルナビ市場に参入する新商品をリリースしたということで、幸運にも試す機会を得た。
製品名は『ココデス』。カーナビならではの機能性が期待できそうなネーミングに何やらワクワクしてきた。
テストする車両はマツダRX-8で、ココデスの7V型『EZ-750』を装着して秋のドライブに出掛けることに。RX-8の初期モデルはカーナビが付いておらず、6連奏のCDチェンジャーがついているあたりがニクい。

7V型はスマホの画面よりも大きいので、地図の表示範囲が広いのも嬉しい。何より、昔のポータブルナビと比較して地図の情報がハッキリしていて分かりやすいし、モニターが薄くて軽いあたりもスマートである。
今回のドライブでは、わたしは主に助手席に座らせてもらうことに。先ずは目的地設定をしようとパネルに触れると、早速オドロキのポイントが。
ポータブルでは珍しい「静電容量式パネル」

ポータブルナビはタッチパネルを押す操作で扱うのが一般的。
ところが、ココデスは静電容量式パネルを採用しているため、タッチした際、レスポンスに優れているだけではなく、地図の拡大/縮小を2本指で行うピンチイン/ピンチアウトの操作やタッチ、フリックの動作にスイスイと反応して、スマホ同様に扱えるのだ。

また、目的地名を入力すると、次の画面にサクっと転換して目的地候補が表示される。万が一、候補地の選択を誤っても1つ前の画面に戻れるため、一から入力をし直すという残念な事態に陥らない。
ポータブルはインダッシュナビの多機能性に敵わないが、扱っていて“気持ちいい”と思わせるあたりと、地図描画の美しさは『彩速ナビ』と同じDNAを感じる。
地図の見やすさ、スムーズな案内
高層ビルが建ち並ぶ場所で目的地設定を行ってみたが、案内を開始すると、すぐさま進行方向を割り出し、数十メートル先の交差点を右折する案内がサッと表示された。


知らない土地で出発するとき、走り出した直後にナビが違う方角の道を案内して出鼻をくじかれることがあったりするが、ココデスはこうしたビル街や高架下、さらには立体駐車場の中でも自車位置を見失わずに済む。

ポータブルナビでこれほど信頼感のある案内をしてくれることは、正直言って期待以上だ。その性能を支えているのが、ポータブルナビでは珍しい3Dセンサーの搭載である。