ジープ新型グランドチェロキーL いざ試乗 ガラリと変わったフラッグシップ
公開 : 2022.01.26 09:00
新型ジープ・グランドチェロキーLサミット・リザーブに試乗。従来型から大きく変わりました。

もくじ
ー フラッグシップがモデルチェンジ
ー 品格のある外観 気品ある佇まい
ー 逞しさ→都会的 高い質感の内装
ー 新型グランドチェロキーL いざ試乗
ー 絶妙な味わい もたらした正確性
フラッグシップがモデルチェンジ
ジープのフラッグシップSUVであるグランドチェロキーが10年振りとなるフルモデルチェンジを受け、5世代目に生まれ変わった。

現時点で日本に導入されているのはグランドチェロキーLと呼ばれる3列シート仕様で、リミテッドとサミット・リザーブの2グレードが用意される。
このうち、今回試乗したのは上級グレードのサミット・リザーブ。もっとも、両グレードともパワートレインなどは共通。

サミット・リザーブは快適装備がより充実しているほか、2列目シートが3人用ベンチシートのリミテッドに対し、サミット・リザーブでは2人用のバケットシートとなるなど、一層豪華な設定となっているのが主な違いである。
エンジンは排気量3.6LのV6自然吸気式を搭載。286psと35.1kg-mを生み出す。
ギアボックスは8段ATで、クォドラトラックIIと呼ばれる4WDシステムを介して4輪を駆動。本格的なオフロード走行に必要不可欠な副変速機が、この新型グランドチェロキーLにも装備されていることはいうまでもない。


ボディ構造は先代に引き続きモノコック式を採用。サスペンション形式は前後ともマルチリンク式だが、サミット・リザーブにはクォドラリフトと呼ばれるエアサスペンションが装備されているので、オンロードでは優れた乗り心地とハンドリングのバランスを、そしてオフロードでは余裕ある最低地上高を生かした高い走破性が期待できそうだ。
エクステリアデザインの進化も実に印象的だ。