試乗記

2012.11.15

アウディA8L 3.0TDI SEエクスクルーシブ

テスト日 : 2012年11月14日

価格 : 60,255ポンド(766万円)

■どんなクルマ?

第3世代のアウディA8は、そのすべてが4WDモデルであった。しかし、現在、A8のラインナップには2つのFWDモデルが存在する。61,500ポンド(782万円)のガソリンと電気のハイブリッド・モデルと、そしてここでテスト・ドライブを行った3.0TDIだ。

3.0TDIは53,685ポンド(682万円)からスタートする価格が付けられており、今回われわれがテストしたLWBモデルは、リアのパッセンジャーのために130mm余分なスペースを提供する代わりに、50kg重くなり、価格も3,965ポンド(50万円)ほど高くなる。ちなみに、標準的なホイールベースの3.0TDIは、最も安いA8となる。

どちらにせよ、FWDモデルは、クアトロ・モデルよりも3,235ポンド(41万円)安く、重さも45kg軽くなる。

FWDの3.0TDIエンジンは、クワトロ用の3.0TDIエンジンよりも、そのパワーは45bhp低い201bhp、トルクも15.2kg-m低い40.8kg-mにデチューンされている。その結果、CO2排出量は10g/km低い161g/kmに、そして燃費も0.3km/l良い16.4km/lという数値を持つ。

■どんな感じ?

デチューンされたエンジンは、加速において少しばかり窮屈な感じを見せるが、1250rpmから発生する40.8kg-mのピーク・トルクは充分なものがある。スタンディング・スタートでは、ファースト・ギアではトルク・ステアを見せトラクション・コントロール・システムが作動するが、セカンド・ギアに入る頃にはそのトルク・ステアも消えてしまう。キックダウンの反応は、やや鈍いものがあるかもしれない。

確かに一定の速度まではリアが駆動しない、つまりクアトロ・モデルではないことのマイナス面は感じられるのも事実ではあるが、標準のエア・スプリングがコンフォート・モードであっても、A8 LWBのハンドリングは注目に値するほど機敏なものを見せてくれるのである。

乗り心地は、非常によくコントロールされており、路面の継ぎ目を拾わないもの。また、ブレーキは強力だ。

問題があるとすれば、そのステアリング・フィールで、モードの切り替えによって重さが変わるものの、あまりに重いか、あまりに軽いかといったものであった。

■「買い」か?

あなたに充分な予算があるのなら、A8は買いなモデルだ。ロング・ホイールベース化によってキャビンとブート・スペースが拡大されたにもかかわらず、リア・アクスルが駆動輪でないということを問題と思うのかもしれないが、A8はそれを覆すだけの充分な強度を保持している。

(リチャード・ウェーバー)

アウディA8L 3.0TDI SEエクスクルーシブ

価格 60,255ポンド(766万円)
最高速度 235km/h
0-100km/h加速 8.0秒
燃費 16.4km/l
CO2排出量 161g/km
乾燥重量 1845kg
エンジン V型6気筒2967ccターボ・ディーゼル
最高出力 201bhp/3750rpm-4500rpm
最大トルク 40.8kg-m/1250rpm-3500rpm
ギアボックス 8速オートマティック

 
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