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アウディQ5 2.0 TFSI クワトロSライン

■どんなクルマ?

新しい2.0ℓのTSFIエンジンと、8速のティプトロニック・ギアボックスを搭載した新しいQ5だ。その価格は35,985ポンド(522万円)と、大方のディーゼル・モデルよりも安い。カントリーロードからハイウェイまでをそつなくこなし、高い経済性を持ち、価格に見合うだけの価値を持つモデルでもある。

Sライン・スペックは、19インチのヒール、DRL機能を持つキセノン・ヘッドランプ、ステッチの入ったインテリア・トリムなどを持つ。また、いくつかのボディ・キットが装着されている。

■どんな感じ?

これまでのQ5で得た好印象は残されたままだ。ステアリングはダイレクトで、充分なフィーリングがあり、ボディ・ロールもよく抑えられている。そして、キャビンの設えも良い。1,525ポンド(22万円)のオプションとなるMMIドライバー・インターフェイス・システムのタッチ・スクリーンも慣れれば非常に使いやすい。

しかし、残念なことにこれまでのQ5でわれわれが好きではなかった箇所も残され知恵ル。特に、シティ・スピードにおける乗り心地は固いままだ。路面が滑らかでなければ、それに直ぐに気づくはずだ。

大部分の状況下では、その2.0TSFIエンジンに不満はないが、やはり低速トルクという面ではディーゼル・エンジンに分がある。8速のティプロトニックは、パワーと経済性のバランスを上手く支配する。しかし、どちらかというと高いギアを選ぶ傾向があるようだ。

もちろん、マニュアル・シフトがオプションとして設定されているが、その反応は遅い。

アウディは公式には、シティ・モードで10.4km/ℓ、総合で12.7km/ℓという燃費を公表しているが、われわれのテスト・ドライブでは9.6km/ℓという値だった。メーカー公称値に近づけるためには、もう少し経済的なドライブしなければならないのだろう。

■「買い」か?

Q5は、大部分において素晴らしいパッケージである。キャビンは素晴らしく、ロング・ツーリングであってもその余裕あるスペースが快適性をもたらしてくれる。高い速度であってもロード・ノイズが侵入することもない。

しかし、ディーゼル・モデルに対しての議論は別だ。ガソリン・エンジンも充分に良いが、やはりディーゼル・モデルほどの低回転でのトルクはない。ディーゼルのQ5は、このガソリン・モデルよりも更に良いクルマなのだ。

アウディQ5は、ライバルたるBMW X3やボルボXC60よりも最も優れたクルマだ。X3はノイズが多いし、XC60は経済性に劣る。もちろん、アウディQ5とて完璧なクルマではない。しかし、オールラウンダーとしてはバランスのとれた素晴らしいクルマなのだ。

(ダレン・モス)

アウディQ5 2.0 TFSI クワトロSライン

価格 35,985ポンド(522万円)
最高速度 222km/h
0-100km/h加速 7.1秒
燃費 12.7km/ℓ
CO2排出量 184g/km
乾燥重量 1755kg
エンジン 直列4気筒1984cc
最高出力 222bhp/4500rpm-6200rpm
最大トルク 35.7kg-m/1500rpm-4500rpm
ギアボックス 8速オートマティック

 
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