フォルクスワーゲン・トゥアレグ 3.0TDI

公開 : 2014.09.18 23:40  更新 : 2017.05.29 18:58

■どんなクルマ?

フォルクスワーゲントゥアレグ V6 TDI SCRブルーモーション・テクノロジー4モーション、と言うのが2014年版トゥアレグの正式名称。ウォルフスブルク発のラグジュアリーSUVはささやかな改良を受けて、激戦区ともいえるマーケットに改めてお目見えした。

英国のディーラーに姿を見せるのは今年の11月の予定。ディーゼルの車両価格は£44,500(785万円)からとなり、BMW X5 xDrive 30d、ランドローバー・デイスカバリーSDV6、メルセデス・ベンツML350ブルーテックなどを直接的なライバルとして名指ししている。

2代目は2010年から販売が始まり、スタイリングの変更を受けたのは今回が初めて。フロントとリアともに、フォルクスワーゲンの他のモデルと同様に、更に精悍な顔つきへと変わった。

詳しく見ていくと、フロントは、バンパー開口部が大きくなり、水平に引かれる最下端のクローム・ライン下のフォグランプはフェイスリフト前よりも低い位置に動かされた。さらに細かい部分に視点を移せば、フロント・グリルを水平方向に分けるラインは2本から4本へ、ヘッドランプも意匠変更がなされ、今回のモデルからはキセノン・ヘッドランプが標準となっている。

リアもフロントと同じ文法で改良を受け、幅の広さを強調するためにクローム地のラインが増やされている。マフラーのテール・パイプのデザイン変更も目立つ点のひとつ。もっとも上のグレードに位置するR-ライン・パッケージにはグロス・ブラックのディフューザーが奢られる。またアロイ・ホイールはデザインとともに設定サイズも変更を受け、このモデルからは標準が19インチ、オプションで21インチまで選ぶことができるようになった。

インテリアの変更は、あくまで控え目ではあるが、ダッシュボードや回転式スイッチのデザインが改められ、フロントシートは新たに腰回りの調整が可能に、また内装トリムの選択肢の幅も広がった。加えてほかのモデル同様に衝突回避システムも標準装備となった。

ボンネット下に収まるのは、フォルクスワーゲン・グループで広く用いられている、改良版の3.0ℓ V6コモン-レール・ディーゼル。バンク角90度のこのユニットは、先代よりも13psと3.0kg-mの増強を果たし、結果的には3800rpmにて262psと、1750-2500rpmにて59.0kg-mを発生する。

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