ゼノスE10 S

昨年10月、サーキットにてE10プロトタイプをテストして以来、いよいよ公道にてプロダクション版をテストする。

■どんなクルマ?

ケータハムやアリエル、ロータスと、オイルにまみれた小さな小屋から熱きスポーツカーを輩出し続けるニッチ・メーカーがこれほど多い国は、イギリス以外にあまりないだろう。

ゼノスもそんなメーカーの一つ。しかし他とは異なることが1点ある。他の小さいメーカーは、まだほとんど名の知れていなかったエンジニアがコツコツとクルマを作り続けて、ここまで成長してきた。

これに対して、ゼノスはアンサー・アリ氏とマーク・エドワーズ氏によって設立されたのだ。名前に聞き覚えのない読者のために。アリ氏はケータハムの元トップ、エドワーズ氏はアリ氏をサポートした人である。

今回テストするのはE10の中でもよりパワフルなSグレード。24ヶ月の開発期間を終えたばかりのできたてホヤホヤの1台である。

車体のバックボーンの大半はアルミニウムが占める。これにカーボン・コンポジット・タブと押出成形のリア・サブフレームが接続される。

エンジンはミドに搭載され、駆動輪はリア。サーキットの走行はもちろんのこと、公道も走れるツーシーターという立ち位置である。

ちなみにドアとルーフは無し。セカンドカー、あるいは夏専用冒険カーとして割り切った方が痛い目に合わずに済むだろう。組み合わせるエンジンは254psを発揮するフォード製2.0ℓエコブーストとなる。

 
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