海外試乗

2015.05.12

アウディA7 “自動運転” インプレッション

テスト日 : 2015年05月11日

価格 : -

アウディの自動運転車は(ほとんど)完璧に高速道路を自動で走ることができる。ならばいったいどれほど完璧なのだろうか? というのが今回のチェック・ポイントだ。

A7の自動運転に身を任せてから2分ばかり走ったであろうか。私は自動運転車のポテンシャルの高さに、既に圧倒されていた。

アウトバーンの上、インゴルシュタットの出口。私は腕組みをして、ペダルからは足を離している。自動運転のA7は、追い越し車線が空いたのを見計らって、何事もなかったかのように涼しい顔をして車線変更を行った。

追い越し車線に車体を滑りこませた私を乗せるA7の前方250mには、たっぷりと荷物を積み込んだトラックが走っている。私ならば、さらにその隣の車線に移動することだろう。

そのために、まずはトラックとの距離を保つためにブレーキング。そしてミラーを確認して後続車がいないことを確かめる。さあ加速……とイメージし終わる前に、A7はさらに事も無げに車線変更を終えていた。

この瞬間に、もう私のすべきことは無くなったと確信した。人間が行うよりも正確で、しかも素早く、だからといって急ぐ素振りを見せずになめらかにクルマを進めてくれるのだから、誰だってそう感じるはずである。

アウディの ’アシスタンス・システム’ の先行開発チームに属するアルネ・バートレスいわく、もっとも重要なキーとなるのは、クラウド・ベースの初期警告システムなのだという。

実際に路上を走る人々の携帯電話から情報を取得することにより、道路上のクルマの進行速度や粗密度をモニタリングするのだという。これによりドライバーに渋滞情報などのアラートを発信するのだそうだ。

「前もって自動運転車が道路状況を把握し、車線変更をすべきか否かなどの、適切なアクションに備えることができます」とバートレスはブリーフィング時に教えてくれた。

 
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