ジャガーXE

■プロローグ

“あたらしいエンジン、あたらしいプラットフォーム、あたらしい工場。投資を惜しまなかったジャガーは、XEに社運を賭けた” ― ニック・カケット(ロードテスター)

これまでAUTOCARは、忘れられないジャガー、いくつかの忘れたいジャガー、世界をあっと言わせた美しいジャガーを、長い歴史とともにフィーチャーしてきた。

ジャガーは愛されるべきメーカーであることは間違いないし、気品や優美さ、時に勇ましいキャラクターは、これからもより一層の磨きがかかるだろうと考えている。

F-タイプが加わってからは、ジャガーから物静かなオジサンを連想することはなくなった。そしてXEを加えることによって、さらなる飛躍を目論んでいるようだ。

いまのジャガーにとっての目的はただひとつ。ジャガーを ‘主要メーカー’ にすることだ。

ジャガーにとって、ドイツのマニュファクチャラーが目の上のたんこぶであることは言うまでもない。彼らに勝つためには、販売ボリュームを増やすことが前提なのだ。X-タイプのデビュー当初も、実は同じ目的であった。しかし読者諸兄のご存知のようにX-タイプは失敗に終わった。だからこそ同じ失敗を繰り返すことはできないのだ。

そこでジャガーは、投資を惜しまないことにした。真新しいエンジンと真新しいプラットフォームを作ることも決めた。そのために工場も新調した。

英国でのローンチ時は、4種の4気筒ディーゼル・エンジンと1種のV6ガソリン・エンジンの5展開になる予定だ。価格は安いモデルで£27,000(517万円)をわずかに下回る。

 
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