【SVOの世界へ】ヴェラールSVAダイナミック、FペースSVR 英国で磨かれた理想のSUV

インフィニティQ60 S 3.0T

強めにアクセル・ペダルを踏むと、クランクはあっという間に7000rpmに達し、そのころにはメカニカルなエンジン音を耳にすることができる。

スポーツ/スポーツ+モードにすると、トランスミッションはバシバシと切れ味鋭い変則を披露してくれる。ただ、せっかくならば、もっともっとスポーツ寄りの仕立てにすればいいのに、と思う。というのも、快適性重視のため、たまにヤキモキするような変速をするのだ。

反面、シャシーは、攻めた走りをしたとしても、顎をだしにくい仕立てである。十分に安定感もある。

件のステアリング・システムもQ50と比べると良くなっている。重みは絶妙で、切ったら切った分だけ曲がる。神経質になる一歩手前でクイックなのもいい。なかでも ‘ダイナミック+’ が楽しい。

モードごとのキャラクターの棲み分けをもう少しはっきりさせるとなお良さそうなものだが、往々にして楽しいクルマに仕上がっている。

インフィニティのバッジを付けるだけあって、室内も静かだし、とても快適だ。マテリアルの選び方もレベルが高い。後部座席も予想外に広いではないか。

身長が高いパッセンジャーが後席に座ると、頭が天井にあたるし、夏ならば茹でダコになってしまうかもしれないが、そうでないならば後席でも苦痛に感じることは少ないはずである。

 
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