■「買い」か?

先にも述べたように、このクラスにあっても個性的な魅力を放つタイプRは、まるで公道を走るBTCCマシーンのようだが、使い勝手に関する洗練性や快適性への妥協は最低限なのがよい。

日常遣いの中でもファンタスティックな走りが味わえて、もちろん全力でのサーキットアタックもこなす。これは絶対に買いだ。

あとは、ブラック・エディションのルックスが気に入れば、これに決めていいだろう。

GTグレードから価格の上積みなしに、特別な内外装と100台限定の希少性が上乗せされるのだから、ボーナスのようなものだ。

ただし、もとから台数は少なく、もはや在庫は片手ほどという話もあるから、手に入れたいなら急がなくてはいけない。

■日本版編集部の見立て

日本では手に入れることのできない現行シビック・タイプRの最終モデルとも言える限定車。既に限定台数の100台はすべてソールド・アウトという話もあるコレクターズ・アイテムになること間違いなしの1台だ。