スポーツカー・ワールドカップ 準々決勝 8カ国一本勝負

公開 : 2017.06.17 17:10  更新 : 2021.01.28 18:11

第2試合:アメリカ vs フランス

コルベット・スティングレイ vs アルピーヌA110


これはなかなか興味深い顔合わせだ。アルピーヌの試乗車が用意されたら、実際に対戦させてみたい。注目したいのは、それぞれのアプローチの違いだ。

コルベットは保守的で、巨大な排気量の自然吸気多気筒エンジンをフロントに積み、古典的なMTを介して後輪を駆動する。一方のアルピーヌはミッドシップで、ターボエンジンにパドルシフトを組み合わせる。

コンセプト的には、われわれの好みはアメリカ代表の方だ。さらに現行コルベットの、極めて高い完成度も熟知している。現存するスポーツカーの名跡としては最古の部類だが、最新モデルも素晴らしい。

しかし同時に、新生アルピーヌに大きな期待を寄せているのもまた事実。最新技術を投入し、軽量ボディに優れた運動性能を備えるスポーツカーになることは、スペックから十分に予想できる。とはいえ、まだ実際に試乗できる段階にはないのが残念でならない。

判定

アメリカン・マッスルの王者が勝利。少なくともフランスの選手が不在の今は。

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