「ミニ・リマスタード」ついに試乗 デイビッド・ブラウン渾身の作品、1,400万円の価値あるか

公開 : 2017.06.20 12:25  更新 : 2017.06.20 12:26

■どんな感じ?

速さよりも使い心地

各部のフィッティングや仕上げ、ペイントのクオリティは素晴らしい。それが価格に説得力を持たせることができるかは、また別の話だが。

キャビンは高品質のレザーを多用し、専用設計のダッシュボードは、滑り止めの切削加工が施されたエアコンスイッチなど、ディテールまで凝った造り込みがなされている。

そう、エアコンは標準装備で、パイオニアのインフォテインメントシステム/ナビゲーションシステムはApple CarPlayやAndroid Autoも備える。

シートは快適性とサポート性を高めた形状で、トランク内側は革張りされている。DBAの手により、オリジナルミニは小さな高級車に生まれ変わっている。

ブラウン曰く、これはパフォーマンスカーではなく、シティカーとしてデザインしたという。つまり、卓越したハンドリングより使い勝手を重視して設計されているわけだ。

シャシーは快適性を、エンジンはピーキーなパワーより低回転域でのトルクを重視してチューニングされている。とはいえ「当然ながら、それでも楽しんでもらえると思いますよ」とブラウンは自信を見せる。

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