EVのスマート・フォーツー・カブリオレ、2.5時間の充電と航続距離150km超えで「使えるクルマ」に

公開 : 2017.06.30 11:40

成熟したところ多数

アクセルをオフにした際のエンジンブレーキ効果は、電力として再びバッテリーに蓄電されるが、この機構には賢い探知センサーが装備されているので、先を見越した制御をしてくれるようになっている。

交通状況をずっと分析しているため、エンジンブレーキ効果での蓄電を最適にセッティングを可能にしているのもウリ。

バッテリーが車体の低い位置にマウントされたことで、ガソリンモデルよりも低重心。スプリングとダンパーもリファインが加わっていて、結果それらがクルマの挙動を低速時でさえわかりやすくしている。

ただし、極めて軽いステアリングから伝わってくるのは、現実味のないフィードバックに限られる。

いっぽう、シャシーの改良、ボディロールへの取り組み、これらだけ見ても先代よりも成熟しているというのは間違いない。

取り回しの良さはわれわれの期待通り。2695mmという全長は6.95mの円のなかでクルクル回ることを可能とした。ちなみに6.95mという数字、これは現在ラインナップされているクルマの中で一番小さい。

電動の幌は、ボタンを押すだけで後方の荷室スペースに収納される。したがってオープンにして走っている際、急な雨に降られても何ら心配は要らない。

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