ケータハム・セブン420R 10台限定「ドニントン・エディション」に試乗

公開 : 2017.07.31 11:40  更新 : 2017.07.31 23:41

■どんな感じ?

切れ味のいいドライビングを誰でも

とてつもなく速いスピードと、コーナーでのノーズフィール、レーシングカーのような陶酔感をもたらしてくれるのは、このクルマならではの感覚である。

「われわれは420Rのレーシングカーを公道走行可能なモデルにまで落とし込んでプライベーターのドライバーたちに体感してほしいと考えていました」と語るのはブカトラック・ケータハムのマネージャーを務めるスチュアート・フォウルズ。

「目指したのはレーシングカーではなく、切れ味のいいドライビングを誰でも味わえるマシンなのです。ですから、常時使われることは想定されておらず、天候への対策はあえてしていません。この仕様は20、30年後にも珍重されることになるでしょうね」

フォウルズのアイディアは、このサーキット・ライクなセブンに詰まっている。620Rのノーズコーンを採用した大型のオイルクーラー、コーナーで粘るエイヴォン製のZZRタイヤ、消火器、ドニントン・パーク・サーキットのコーナーの名前を刻んだ銘板、そしてロングかつワイドなSVシャシーが採用などがそれだ。

あやとりのようなロールケージの間をもぐりこむようにしてキャビンへ乗り込む。レーシングカーに乗り込むような感覚がするが、しかしすぐに違いに気づく。

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