レクサスLC500英国試乗 刺激/高級感◯ ディテール要改善

公開 : 2017.08.29 18:40

室内はエレガント

LCのキャビンは2+2のシートレイアウトだが、リアシートに関して言えば同じようなレイアウトのポルシェ911と比較するとLCは劣っている。

上質で硬いレザーとアルカンターラ製が織り成すドライバーズシートは、後席に人が乗ると壁のようになり、後ろに座った乗員は窮屈さに失神してしまうかもしれない。

いっぽう見かけ上は華やかで上質な素材で囲まれたLCのインテリアは、ほかのライバル車と比べても目立つ存在である。低さがちょうどよいドライバーズシートに腰を下ろしてみる。

このポジションなら、一日中運転していたってヘッチャラ、そんな風に感じた。

目前に広がるダッシュボードは、なだらかな曲線で構成されており、またセンターコンソールは肘を置くには完璧な高さを持っている。

中央にはエアコンのコントロール部分が埋め込まれており、その上には10インチ・ワイドスクリーンのインフォテインメントディスプレイがある。

レクサスはこのクルマを見た目から、ドライビングに長けたクルマであると知らしめたかったようだ。実際その目論見が成功している部分もあるが、すべてではない。

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