ベントレー・コンチネンタルGT 2018年モデル 海外初試乗

公開 : 2017.12.04 11:40

重量は、エンジニアを泣かせる

この強力なW12エンジンは、トルクコンバーターではなく、ZF社製の8速デュアルクラッチ・トランスミッションと組み合わされる。

そして今回、ポルシェからの仕様要求もあり、四輪駆動システムは従来よりも後輪寄りのトルク配分が行われている。

ドライブモードの選択にもよるが、前輪へのトルク配分は最大で38%となり、スポーツモードを選択した場合は、わずか17%となる。前モデルと比べて若干軽量となったコンチネンタルGTだが、各車輪への重量配分も良好なものとなり、さらに後輪駆動が基本となる設定なのだ。素晴らしいことだ。一方、軽量化されたとはいえ、装備にもよるが車重は2244kgもある。

シャシー・エンジニアは、重量のある大きなクルマだとはいえ、運転の楽しさに配慮しているようだが、かなりの難題に思える。

マッサージ・シートや鏡面仕上げのウッドトリムを手に入れる代わりに、アストン マーティンDB11と比べて、重たい車重も受け入れる必要があるのだ。この2台は異なる性格だが、ベントレーにとってはベンチマークとなっているはず。

インテリアに関しては、コンチネンタルGTの方が数段上だし、もしアストン マーティンが走行性能ではなく高級さを求めたのなら、インテリアはもっと違ったかもしれないが。

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