[ABARTH 70周年]嶋田智之が、いま見つめるABARTH 595

コンパクトSUV、何を買うべき?(4) 決勝ラウンド 後編

2018.03.11


勝因は目的に見合った仕上がり

このボルボのようなキャラクターのダイナミクスは、スポーティな走りを好むAUTOCAR読者には退屈に思えるだろう。しかし、他の要素が全てイコールなら、ハンドリングに優れたクルマを選んできたわれわれが選んだのはXC40だった。そして、その理由の少なくとも一部に、このクルマのハンドリングへの評価があるのも確かだ。

XC40は素晴らしく成熟していて、滑らかで洗練され、リラックスして乗れるクルマだ。それはこの比較テストに決着をつけるに十分で、自分で手に入れたいと思うほどだった。掛け値なしに。真面目な話、プレミアムSUVにあとは何を望むというのだ。

BMWは、ランフラットに起因するNVHの粗さやハッチバックと大差ないスペースにより、今回は3位に留まる。マツダは、コストパフォーマンスと実用性、運動性の円熟味によって2位に食い込んだ。しかし、その目的に見合ったダイナミクスが、ボルボに勝利をもたらす決め手になった。そしてこの結果は、2018年の最もホットなできごとのひとつだと思う。

 
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