ランボは、学校の送り迎えに最適! エスパーダを乗り続けた夫妻 前編

2018.05.05

世界初の4シーター・グランツーリズモ

エスパーダが68年にジュネーブ・オートショーで発表されたとき、確かに誰もが驚嘆の声を上げた。PRの達人でもあったフェルッチオは、ベルトーネがデザインしたプロトタイプ、マルツァルを前年に披露して、世界の好奇心を煽っていた。世界初の真の4シーター・グランツーリズモであるエスパーダは、フェルッチオのイノベーティブなニューモデルを求める要求に応えながら、ジャン・パオロ・ダラーラとパオロ・スタンツァーニというふたりのエンジニアがいかに融通無碍な才能を発揮できるのかを如実に示した。


鋼板をプレスし、折り曲げ、大型の四角形のチューブにしたシトロエンDSにも似たプントタイプのシャシーは、モデナのマルケージ&C社によって製造された。エンジンには、ジョット・ビッザリーニ設計の極上のクアッドカム4ℓV12が、マルツァルのような横置きリア配置ではなく、通常のフロントに搭載された。

ミウラに使われた4組のトリプルチョーク・ダウンドラフトではなく、ウェーバーのホリゾンタル・ツインチョークキャブレターを6基使用したため、パワーはミウラのエンジンに較べると330psと約25ps低下したが、その分、フレキシビリティが増した。乾燥重量は1761kgとかなり重いが、0-97km/hは6.5秒で加速し、最高速は158mph(255km/h)に達するというパフォーマンスを持っていた。
 

 
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