ランボは、学校の送り迎えに最適! エスパーダを乗り続けた夫妻 前編

2018.05.05

燃費も悪くないスーパーカー

5速のギアボックス、全輪にガーリングのディスクブレーキ、ダブルウィッシュボーンサスペンションを装備していた。広々としたエアコン付きのキャビンは、8頭分の牛革が張られている。この高速性能に優れた高級車はスーパーカー並みのパワーが自慢だが、大人4人がゆったりと乗ることができ、燃費も18mpg(6.4km/ℓ)と優れている。しかし、誰もが話題にするのはそのデザインだ。


マルチェロ・ガンディーニは、マルツァルと、デイリーテレグラフ紙の広報目的にベルトーネがデザインしたピラーナにヒントを得て、エスパーダをデザインした。マルツァルにはガルウイングが採用されていたが、複雑な構造やコストに配慮してエスパーダには用いられなかった。身を潜ませるかのように低く途方もなくワイドなボディを持つエスパーダは、不気味で人を威圧するような存在感を持っている。

「今回のショーで最も醜いクルマという賞を与えても良い」とMotor Sports誌のデニス・ジェンキンソンは、1969年のアールズコートのオートショー開催後に同誌に記している。しかし、1971年4月15日号のオートスポーツ誌に本誌のライター、サイモン・テイラーは、「これまでで最もドラマチックなスタイルのクルマだ」と賞賛している。一般大衆もこのクルマを熱烈に受け入れ、その後10年間、ランボルギーニのベストセラーであり続け、計1,227台が生産された。この記録は、カウンタックの最後の再発売と、ディアブロの発売まで破られなかった。

後編では、オーナー夫妻のレストア奮闘記をお届けする。

 
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