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VWトゥアレグ2018年型 3.0 V6 TDIディーゼルに試乗 慎み深さが魅力

2018.05.17

100字サマリー

3代目となる新型トゥアレグです。フォルクスワーゲン・グループのMLBプラットフォームを共有しつつ、他のスーパーSUVとは一味違う、これまで同様、控えめで実用的なキャラクターに変わりはないようですが、増えた装飾やハイテクが与える影響にも注目です。

もくじ

どんなクルマ?
変わらぬキャラクター

どんな感じ?
まずはV6から キャビンはフォルクスワーゲン流
イノビジョン・コックピット 多くのハイテク装備

「買い」か?
慎み深さが魅力のモデル

スペック
フォルクスワーゲン・トゥアレグ 3.0 V6 TDI 4モーション Rラインのスペック

どんなクルマ?

変わらぬキャラクター

フォルクスワーゲン・グループが進める共通モジュール戦略は、製造コスト面でそれなりの成果を上げる一方、フォルクスワーゲンのブランドには難しい問題を突き付けてもいる。

つまり、ゴルフとセアト・レオンが同じプラットフォームを共有していることをよく知っているユーザーであれば、当然より安いほうを選ぶだろうということだ。

そして、グループ内でプラットフォームを共有するフォルクスワーゲンのハッチバック、セダンやクロスオーバーといったモデルが、グループ内の他のモデルよりも安いということはほとんどない。

しかし、新型トゥアレグに関しては、話は別だ。インターネットでフォルクスワーゲン・グループの「MLB」プラットフォームを調べてみれば、この3代目となる高級SUVが深い繋がりをもつのは、ほとんどがより高級なクルマであり、なかには、非常に高価なモデルも含まれている。

トゥアレグのアクティブ・ロール・キャンセル・システムは、14万ポンド(2126万円)のベントレー・ベンテイガと同じものだし、四輪操舵システムは16万5000ポンド(2505万円)のランボルギーニ・ウルスと共通だ。

にもかかわらず、このクルマが、今年後半英国に上陸する際に掲げるスタートプライスは、わずか5万ポンド(759万円)にも満たないと予想されている。


しかし、もし新型トゥアレグを、バーゲンプライスで購入することができる、控えめなスーパーSUVだと思って購入したなら、その満足も長くは続かないだろう。このクルマは、例えボディスタイルや基本コンポーネントが同じでも、現代ではプラットフォームを共有しつつ、全く違ったクルマに仕立てることなど難しくはないということを証明している。

フォルクスワーゲンは、新型トゥアレグをより派手なクルマにしたかったようだが、先代同様、この新型も驚くほど機能的で、それでいてシンプルなキャラクターを失ってはいない。

 
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