新型ボルボV60に試乗 ドイツ勢のアグレッシブさ、あえて狙わず

公開 : 2018.05.23 11:10

ガソリンまたはディーゼルが選択可能

現時点では、150ps(D3)または190ps(D4)のディーゼルと、250psのガソリン(T5、ATのみ)がここ英国では購入可能だ。トリムはモメンタム、モメンタム・プロ、インスクリプション、インスクリプション・プロの4種類から選択できる。

今回われわれがテストしたのはD4インスクリプションのAT車だ。価格は3万7600ポンド(559万円)からで、燃費は24.5km/ℓ。この試乗車には19インチのホイールが装着されているが、これは550ポンド(8万円)のオプションであり、燃費も3.2km/ℓほど悪化する。

ボルボの一貫性はこれだけにとどまらない。ルックスについていえば、V60は最近のボルボそのものだろう。

この3シリーズ、Cクラス、A4アバントが属するクラスは、前衛的なエグゼクティブ層向けだ。デザイナーのリサ・リーヴスはこれを意識してデザインしたと語る。力強いベルトライン、下部グリルに向けて極端に傾斜したエッジ、水平方向に伸びるヘッドライトがワイドさを強調する。

「とても筋肉質というわけではありませんが、強弱のついたデザインです」とリーヴスはいう。ボルボはそれほどアグレッシブさを狙わない。ボルボの事故率は平均より50%低く、信用度も50%ほど良いというホーカン・サミュエルソンCEOの話はこういうことなのだろう。このような調査を誰が行なっているのかは別にして。

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