ジャガーI-PACEに試乗 グレードは「EV400S」 初の完全EV、評価は?

公開 : 2018.06.22 10:10

効率的でスムーズな走り

スロットルのレスポンスはやや敏感に設定されているが、内燃機関のクルマに慣れ親しんだひとにも扱いやすいレベルだ。フェラーリF12 TdFのような鋭さはない。そのあたりは他のEVとは異なる味付けだといえる。

通常の走行時には、リアのモーターが加速を担当している。したがって、前輪の駆動力によるステアリングの乱れなどはない。減速時には、荷重移動の関係から前軸のモーターが回生ブレーキを行っている。

5km程度走るうちに、アクセルペダルのみの操作で停止までの制御を行うことにも慣れてきた。これにより非常にスムーズかつ効率的な走行ができる。ただし、I-PACEが遅いクルマだというわけでは決してない。

パワーの出方はシームレスで、停止時から13000rpmにいたるまで70.9kg-mものトルクを発生するのだ。追い越しの加速はすばらしく、アクセルを踏み込めばホイールスピンさせることも容易だ。

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