VWゴルフRパフォーマンスパック 試乗 アクラポビッチの音が魅力

公開 : 2018.06.25 10:10  更新 : 2018.06.25 16:14


どんな感じ?

スピード感を高めるエグゾーストノート

クルマの仕上がりは、従来どおり秀逸なもの。

アクセルを踏み込むと、やはり若干のターボラグは看取されるが、すぐにブースト圧が高まり、ゴルフRは猛烈な勢いで加速していく。フォルクスワーゲンは、DSGを搭載したクルマでの0-100km/h加速を4.6秒としているが、その数値以上に速く感じられる。

アクラポビッチ社によるエグゾーストが発するサウンドトラックは、そのスピード感を一層盛り上げてくれる。レースモードを選択すると、DSGは高回転域まで変速しなくなるから、変化に富んだ深みのある排気音を聞かせてくれる。

高回転域まで引っ張ってシフトアップをすると、次のギアが選択されるまでの瞬間、咳き込むような燃焼音がマフラーから響く。そして左手でパドルを弾けば、瞬時にシフトダウンするだけでなく、パパパッと弾けるような元気なビートも楽しめる。少し幼稚な気もするが、ゴルフRを気に入る要素としては充分だ。

ハンドリングに関しては、従来のゴルフRと大きな差異はないものの、アップグレードされたブレーキにより、ストッピングパワーは強化されている。サスペンションは、フロントがマクファーソン・ストラット、リアがマルチリンク式となるのも従来どおり。

フロントタイヤはステアリングの入力と同時に反応。電動パワーステアリングにもかかわらず、適度な重みを持っているだけでなく、路面からのフィーリングにも不足はない。

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