国内試乗

2018.06.29

新型スバル・フォレスターに試乗 2.5ℓ/2.0ℓハイブリッド、どちらがおすすめ? 画像78枚

スバル・フォレスター

テスト日 : 2018年06月27日

文・川島茂夫 撮影・神村 聖 

2.5ℓ、2.0ℓHV 乗った印象の違い

先代XVに搭載されていた2ℓの1モーター&2クラッチのシリーズ式を踏襲するが、駆動モーター(発電機)を除いて大幅な設計変更が加えられている。直噴や新型EGRの採用などエンジンやミッションも大改良型である。

とはいえ駆動モーターは10kW、ハイブリッド用バッテリーは充放電レートに優れたリチウムイオン電池を採用しているとはいえ容量は約0.6kWhでしかなく、ハイブリッド最前線で燃費や動力性能を競うタイプではない。

興味深いのはハイブリッドの特徴を活かしたドライブフィールの造り込み。低中速域での踏み込み直後のトルク立ち上げの「キレ」に電動を有効活用。純内燃機車とは一味違った即応感が印象的。初期トルクが大きいので無駄踏み込み量も減少し、実燃費向上にも役立つ。

ただし、速度域が高まってくるとNA 2ℓの印象が強くなる。加速時のダウンシフトに回転上昇、使用回転域の高さなど、「回して稼ぐ」感覚は強い。電動アシストも用いるが、明確な意志を持った加速では積極的に中高回転を使用する変速特性でもある。つまり、ファントゥドライブの演出なのだ。

そう思わせるのはフットワークにも一因がある。2.5ℓ車に対しては車重と重量配分が異なるが、サスチューニングも嗜好を違えている。限界付近の安定性重視では共通するものの、ハイブリッド車は操舵初期や追舵の応答を高めている。

2.5ℓ車が「ぐりぐり」とノーズをねじ込んでいく回頭感なら、ハイブリッド車は「スパッ」と向きを変える。初期応答だけなのでドライビングスタイルに影響するほどではないが、相対的に軽めに設定された操舵感もあって、2.5ℓ車よりもかなり軽快。言い方を換えるならインプレッサ的である。

なお、新型車の売り物のひとつ、居眠り脇見警告や顔認識によるシート&ミラーポジションメモリーのドライバーモニタリングシステムはハイブリッド車(アドバンス)のみに設定されている。

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