フォード・フィエスタ・アクティブX 1.0T試乗 コンパクトなクロスオーバー 自由度も拡大

公開 : 2018.07.02 15:40


オススメは1.0ℓのガソリン

とにかく、フィエスタの動力性能に関して、悪影響は殆どないといって良いだろう。

ノーマルモデルより乗り降りがしやすい高さになっても、ステアリングは正確でレスポンスも良く、コーナリングの楽しさは、このクラスの中でもトップ。エンジンは、1.5ℓのディーゼルよりも1.0ℓのガソリンの方が、フロントの重量が軽くなるから、活発さでは上回る。しかも静かだ。

サスペンションにも手が入っており、車高のほかにトレッドは10mm広げられ、タイヤのプロファイルも、扁平率が高められている。

今回のテスト車両は、元気な140psのガソリン仕様だったが、85ps仕様も選択できる。しかし実際に購入するなら、99ps以上のモデルを選択したほうが、ストレスを感じずに済むと思う。0-100km/h加速も85psの場合は12.7秒だが、99ps仕様なら11.0秒に縮まる。

ちなみに140psの場合は、0-100km/h加速が9.4秒で、エンジン音も穏やかで済む。トルクの面では119psを発生させるディーゼルの方が有利だが、重さが目立つし、俊敏性でも劣る。エンジンからの振動もボディに伝わってしまう。

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