試乗 三菱ショーグン(パジェロ)・スポーツ 英国で復活 高いオフロード性能

2018.07.02


どんな感じ?

大人も座れるサードシート

新しいショーグン・スポーツは、スペック的には同じながら、モデル・グレードは2種類での展開となる。ショーグン・スポーツ3は3万7775ポンド(559万円)から。18インチのアルミホイールに、全席レザーシート、LEDヘッドライト、デュアルゾーン・エアコン、バックカメラ、プライバシーガラス、オートライトとオートワイパーを装備。さらに、デジタルラジオとブルートゥース接続、アップル・カープレイとアンドロイド・オートに対応した、タッチスクリーン式のインフォテインメント・システムも装備される。

販売総数の2/3が占めると予想されている、上級のショーグン・スポーツ4は3万9775ポンド(588万円)から。上記の装備に加えて、フロント・シートヒーターに高音質ステレオ、アダプティブ・クルーズコントロールが備わる。

大胆なエクステリアデザインは、ひと目見ただけで三菱のニューモデル、エクリプスクロスとの関連性を想起させる。しかしその内面は、従来ながらの機能性を優先した作りとなっている。タイヤとホイールアーチとのクリアランスはかなり大きく、ピラーにマウントされた乗降用のハンドルも飾りではない。高い位置のボディへ乗り降りする場合は、実際に掴まなければ難しいだろう。

セカンド、サードシートは、レバー操作で前方に倒れ折りたたむことが可能だが、シートのボリュームが大きく、扱いにくい。また、折りたたむ操作自体も直感的に行えるものではない。

シートを倒せば1488ℓのラゲッジスペースが生まれるものの、床に格納したシートは完全にフラットにはならず、利便性はそれなり。狭いところでも1mほどの幅は確保できているが、リアホイールアーチが車内にも大きく張り出している。5シーター状態なら、ラゲッジスペースは502ℓ。7シーター状態にすると、ラゲッジスペースは131ℓにまで小さくなってしまう。荷室容量だけで見ると、5シーター状態でライバルとなるキア・ソレントやサンヨン・レクストンより100ℓ程も小さい。

そのかわり、多くのライバルが5+2程度の大きさに留まるのに対し、ショーグン・スポーツのサードシートは、よほど大柄なひとでない限り、普通に腰掛けられる大きさがある。膝前の空間にも余裕はあるものの、やや窮屈な姿勢にはなるから、長時間の移動が快適だとはいえないけれど。

また1列目以外のシートのレイアウト調整機能は、ライバルと比べて豊富ともいえず、2列目のシートバックがリクライニングできる程度。反面、電動となる運転席には、このような課題は見当たらない。比較的高いドライビングポジションは、優れた前方視界を確保し、かなりガタイの良いボディサイズながら、運転はしやすく感じる。ただし、ヘッドルームは不足がちではある。

 
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