試乗 三菱ショーグン(パジェロ)・スポーツ 英国で復活 高いオフロード性能

2018.07.02


オフロード性能ではライバルより勝る

一方で、本格的なオフロード性能を満たす内容を、ショーグン・スポーツは身につけている。グラベル、マッド/スノー、サンド、ロックの、4種類のドライビングモードを備えた、新しいテレインコントロール・システムを搭載。トラクションコントロールや、スロットルレスポンス、変速パターンなどの設定が変化し、路面に合わせて最適なグリップが得られるようにしている。

さらに、ほかの三菱車にも採用されている、スーパーセレクトII 4輪駆動システムも装備。シフトノブの手前側に位置するロータリータイプのコントローラーを用いて、後輪駆動か、フルタイム4輪駆動かを選択が可能で、走行中でも100km/hまでなら切り替えることができる。このシステムには、センターデフをロックし、4輪へ均等に駆動力を分配させるモードも付いているほか、副変速機によりギア比をさらに落とし、トルクを高めた走行が可能なローレンジモード(4LLc)も備わる。加えてリアデフをロックさせるボタンも付いている。

使用されていない採石場を間借りして、BFグッドリッチ製のオールテレインタイヤを履いたショーグン・スポーツのオフロード性能を確かめてみる。ヒルディセント・コントロールは効果的で、急勾配においても安定的に低速を保持。グリップが制限される深い池やゴツゴツした岩場などでも、デフロック機能が走行をバックアップする。

ロードクリアランスは218mmで、アプローチアングルが30度、デパーチャーアングルは24.4度が確保されている。渡河性能も評価に値する700mmまでの水深に対応。過酷な状況においては、ライバルモデルよりいずれも優位な性能を確保しているといえる。

ショーグン・スポーツが備えるオフロード性能は、三菱が想定するターゲット層に限らず、英国の道を毎冬麻痺させてしまう吹雪にも負けないクルマとして、多くのひとにとって有用なものだということは、想像に難くない。

 
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