ブリヂストン・ポテンザ新タイヤ「S007A」 ドライウェット・コース/高速・一般道を試す

公開 : 2018.07.06 12:10  更新 : 2018.07.06 15:25

RE系とレグノ系の中間

そのエクスペディアは一代ブランド名となり、後継として登場したS-02からは「ポテンザ」の名称が海外でも受け入れられたことから同ブランドに組み入れられた。余談だが、「ポテンザ」を用いなかったのは、その語感が英語圏では性的な連想を引き起こす可能性があると考えたためだが、結果的には単なる杞憂でしかなく、国際ブランドとして確立されている。

「007」はBSラインナップではRE070の後継にもなり、そこから「7」を引き継いだとのこと。ただし、S001はRE050の後継でもあり、ならばS005でもよかったわけで、命名の真意は今ひとつ不明。8年を経た時の重みと考えてもいいだろう。

「A」はブランドしての意味合いはないのだが、OE供給(新車装着)用に対してリプレース用を示す。OE用とはトレッドパターンが多少異なり、そのため認証もOE用とは別となり、識別のための名称変更が必要なのだ。

要するに最新のグランツアラー向けに開発された最新の高性能ラジアルがS007Aである。スポーツ&サーキットのRE系に比べるとコンフォート寄りに向けたと理解してもよく、ラインナップ上ではRE系とレグノ系の中間に位置する。

しかし、試乗した印象ではグランツアラー向けのトップエンドと考えるのが妥当と思えた。

 

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