海外試乗

2018.07.07

比較試乗 高級4ドアクーペ対決 メルセデス・ベンツCLS vs ポルシェ・パナメーラ

メルセデス・ベンツCLS450/ポルシェ・パナメーラ・スポーツツーリスモ4 E-ハイブリッド

よりハイブリッド重視のパナメーラ

いっぽう、フォルクスワーゲンやプジョーそしてボルボなどはこの技術を、「排斥されたディーゼルに代わって内燃機関に付加できる、手っとり早く手ごろでかつ信頼できる解」としてみている。

すなわち48Vを装備したクルマは、エアコンや高度な安全装置といった一般装備用の電力も現行の低電圧システムより効率的にまかなえ、エンジンの力をより走行に振りむけることができるのだ。そうなれば、6〜7年後には世界の新車の1/5がこの技術を採用するといわれても不思議ではなくなるだろう。

そしていま、われわれはエラン渓谷を西へ向かってランデブー走行している。相手はポルシェ・パナメーラ。あとで明らかとなるが、CLSおなじようにニッチ市場をねらうクルマだが、よりハイブリッドというステータス性を前面に押しだす。

今回たどる400km弱の道のりは、イライラしないはずだったクルマの化けの皮をはがすには十分だ。単調な高速道路や速い流れの幹線道路もあれば、ロンドン一等地の住人に「けもの道です」と説明したら鵜呑みにしそうな田舎道もある。

この6万ポンド(884万円)はくだらない、スモーキングジャケットにランニング用スパイクシューズまでまとったかのように流麗でぜいたくな4ドアスポーツセダンを、たっぷりと検分できるのだ。

それで、CLS450のマイルドハイブリッドの霊験は、どんなふうにあらたかになるのだろうか? ひとことで言うとまるで目立たないのだが、もちろん狙ってそうしつけられたことだ。

ダッシュボードに大きくそそり立って目をひく、どうもまわりから浮いているデジタル画面はEクラスでもおなじみだが、その一角にある「パワー/チャージ」メーターがなかったらクルマを降りるまでハイブリッドとはついぞ気づかないにちがいない。

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