英国試乗 マツダ6(アテンザ) 2.5 GT 193psの2.5ℓ 質感を取るならMT+2.0ℓ

2018.07.24


余裕のパワーを取るか、燃費を取るか

今回、マツダは防音性能も高めた。クルージング時のタイヤの走行音やエンジンノイズは、感銘を受けるほどに遮断されている。その分、風切り音が従来よりも大きく聞こえるのが、気になってしまうけれど。

新しい自然吸気の2.5ℓエンジンは、豊かなトルクを持つディーゼルターボとは異なり、ドライバーにアクセル操作を求めてくるが、これは当然だといえるだろう。最大トルクは4000rpmで発生し、最高出力の193psは6000rpmで発生するから、素早いダッシュを得るには、アクセルを軽く踏むだけでは難しい。

ディーゼルターボエンジンは高回転域で精彩を欠いてしまうし、2.0ℓエンジンには、1.5tの車重はやや荷が重いことも事実。パワーが上乗せされた2.5ℓモデルなら、スポーツモードでスロットルレスポンスをさらにシャープにすれば、期待以上の速さを実感できるはず。

試乗ではイングランド中部のコッツウォルズの国道を中心に、48km/hの速度制限がある市街地を含めて走ったが、2.5ℓモデルの燃費は13.1km/ℓだった。ちなみに、われわれが同時にテストした、165psを発生させる2.0ℓモデルの燃費は17.7km/ℓ。パワーと燃費と、どちらを取るかは、読者の判断にお任せしたい。

最後に、2.5ℓモデルに6速マニュアルが選択できない点は残念。ATの質感に大きな不満はないものの、マニュアルの軽快で正確な動作は好ましいものだった。それに、クラッチは毎日使用するクルマとしても充分軽く、ブレーキとアクセルペダルも、シフトダウン時に回転数を合わせるのに丁度よいレイアウトだったのだ。

 
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