三菱アウトランダーPHEV 2018年型に試乗 ほぼEV、現実的に未来しめす

2018.09.10

どんな感じ?

すべては「質感」のために

如何にレンジエクステンダーに近いか実感してもらおうという配慮か、試乗車の走行用バッテリーの蓄電量はインジケーターで80%近い。

この状況ではEVモードを選択していなくても「ほぼEV」。全開近くまで踏み込めばバッテリー給電とエンジン発電によるシリーズHV走行となるが、ちょっと飛ばし気味程度ならエンジンは停止したままで、純電動走行を維持する。

応答遅れのない電動を神経質にならない程度に穏やかに仕立てた加減速特性は力感溢れるペダル追従と適度の伸びやかさの按配の付け方が巧みだ。

このマイナーチェンジでは駆動用モーターの出力アップが施されているが、加速性を誇張するわけでもなく、伸びやかさと余力感の向上に役立たせたようだ。言い方を換えるなら走りの車格感を高めるための改良である。

車体にも剛性向上等の改良が加えられているが、これも走りの車格感あるいは質感を狙ったものだ。操縦性や乗り心地の大まかな評価は従来車と大きく変わらない。腰の据わったどっしりとした乗り味と安定性に優れたハンドリングが基本だ。

ただ、細かな揺れ返しや振動、あるいは静粛性は明らかに改善されている。洗練感という表現が一番適切かもしれないが、パワートレインとシャシーの改良相乗効果でプレミアムSUVとしての魅力が高まったのは間違いない。

 
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