長期テスト VWゴルフVII GTI(4) 雪で立ち往生/柔軟なキャラ

2018.09.13

フレキシブルなエンジン

土曜の朝まではほとんど道路を走るクルマはいなかったが、滑り止めの散布は済んでおり、気温も凍結するほどではなかった。

その頃にはGTIも乗れるようになっていたため、ほとんど誰もいない静かな道路を、ユーロトンネルへと走ることができた。

そこでわかったことといえば、ゴルフGTIは大陸を横断するのにぴったりの相棒だったということだ。GTIの前にはBMW 320d xドライブに乗っていたのだが、このクルマはまさに長距離移動にぴったりで、夏の休暇の多くを運転に費やしたものだった。

だから、ゴルフGTIに乗り始めてからの3カ月でそのオールラウンドな特性を思い知ったものの、やはり一度ならず3シリーズを恋しく思っていた。

しかし、それもブルージュに行くまでだった。何も心配する必要はなかったのだ。イングランド南東部とフランス北東部、ベルギー西部を通過する高速道路は、いわゆる「ドライビングに適したコース」ではなかったのだが、GTIは見事な走りを披露して見せた。

たとえトップギアに入れて130km/h巡航していても、エンジンがフレキシブルでレスポンスの良さは変わらず、ギアを落とす必要はない。

ライバルとなるホットハッチよりもパワーは低いかもしれないが、これは万能マシンを求めて最適化された結果だと確信している。ドライバビリティや日常での利便性、快適性を犠牲にしてまでハイパワーを追求する類のクルマではないのだ。

 
最新試乗記