ロードテスト アウディA7スポーツバック ★★★★★★★☆☆☆

2018.09.17

 

はじめに ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 使い勝手 ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

意匠と技術 ★★★★★★★★☆☆

「シャープ」「軽快」「張り詰めた」そして「たくましい」といった言葉を、アウディは新型A7スポーツバックの説明に多用する。正直なところ、それらはどれもこのクルマに当てはまる表現だ。初代と並べてみると、新型ははるかに力強くアグレッシブなルックスだ。

アウディの特徴的な六角グリルはますますフロント周りの広い部分を覆うようになったが、これにヘッドライトのスマートな新しい造形が相まって、これまで以上にクルマのキャラクターを表現するマスクが出来上がった。いっぽうのリアは、A8から導入されたひと続きのライトがボディ幅いっぱいに広がり、SFロボットの顔のよう。『宇宙空母ギャラクティカ』の敵キャラであるサイロンあたりを思い浮かべてしまった、などといったらアウディ的には心外だろうが、先代よりいかついのは確かだ。

先代でお馴染みとなった弧を描くシルエットは継承しつつも、全長は5mmほど短い。対して、ホイールベースは12mm伸びて、キャビンを広げている。

エンジンは、340psの3.0ℓV6ガソリンもラインナップするが、テスト車は3.0ℓV6ディーゼルの50TDI。最高出力は286ps /3500〜4000rpm、最大トルクは63.2kg-m/2250〜3000rpmを発生し、8段のトルコンATとセルフロッキング・センターデフを介し四輪を駆動する。なお、ガソリンユニットには7段DCTが組み合わされる。

新採用の48V電源は、マイルドハイブリッドの性能向上に寄与。55〜160km/hでのコースティング時にはエンジンを停止可能で、回生ブレーキは最大12kWをリチウムイオン・バッテリーへ送電する。アウディによれば、100kmあたり0.7ℓの燃料を節約できるという。

サスペンションは前後とも5リンクで、スタビライザーを備える。アダプティブダンパーとエアスプリングはいずれもオプション。今回のスポーツ仕様のテスト車にはいずれも未装着だったが、10mmローダウンのスポーツサスペンションが装備されていた。これは単体では選択できず、Sラインにのみ設定されるアイテムだ。ホイールは標準装備の19インチだったが、20インチと21インチも設定される。

 
最新試乗記