ロードテスト アウディA7スポーツバック ★★★★★★★☆☆☆

公開 : 2018.09.17 16:10  更新 : 2018.09.18 11:22

 

はじめに ▶ 意匠と技術 ▶ 走り ▶ 使い勝手 ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

内装 ★★★★★★★★★☆

アウディは、大型モデルでの素材の質感が滲み出るようなインテリアづくりが巧みで、それは新型A7でも言えることだ。鮮やかな彩りやユニークなデザインで目を釘付けにするような類のものではないが、高級感でアピールするモノクロームの空間となっている。

涼やかなシルバー、ブラシ仕上げのメタル、グロスブラックのパネルを基調にしたダッシュボードは、中央に2面のディスプレイを配置。同じプレミアムカテゴリーのいかなるモデルにも似ていない、そのアプローチは効果的だが、それが独創的だったり刺激的だったりするかというと、それほどでもない。

使い勝手に抜け目はない。前席は非常に快適で、十分なクッションによって、走っていても身体をしっかりホールドしてくれる。アジャスト性も驚くほどで、それはチルトとテレスコピックの調整が可能なステアリングホイールも同様だ。

後席については、ホイールベースの延長により21mm伸びた室内長もあって、十分すぎるレッグルームを得た。背の高いドライバーの背後に成人が座っても、膝が前席に触れることはなく、クーペ風のルーフラインがヘッドルームに干渉することもない。ただし、センタートンネルが大きいので、中央席は子供用といったサイズとなっているが。

荷室はやはり広く、容量は通常時が535ℓ、後席を倒すと1390ℓへ拡大できる。リフトバック式のテールゲートは開口部が大きいが、手前に小さいながらも敷居がある。

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