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ランボルギーニ・ムルシエラゴSV vs シボレー・コルベットZR1 回顧録

2018.09.17

普通のコルベットとは似て非なるZR1

繰り返しになるが、ZR1は普通のコルベットとはまったくの別物だ。確かに、自慢のバケットシートも身を収めてしまえばドライビングポジション自体はノーマルとほぼ同じであり、ウィンドスクリーン越しに見える長いボンネットにリアアクスルの真上に座っているかのような感覚を覚えるのも変わらない。

しかし、エンジンを始動して走り出した瞬間、ZR1はわれわれの知るコルベットではなくなる。はるかにシリアスで圧倒的なフィールは、あのZ06すら比較対象にならないほど決定的にかけ離れているのである。

大幅に改善された乗り心地、剛性感の高まったステアリング、そしてタイトなボディコントロール──ZR1のフィールは、これまでのすべてのコルベットが届かなかった水準に到達している。それはスロットルペダルを踏み込んでわずか数秒で感知できる事実だ。だが、ZR1とそれ以外のコルベットを隔てる真の違いを知るには、もう少し右足を踏み込み続ける必要がある。

スーパーチャージャーを搭載したにもかかわらず(あるいは反対にそのおかげなのかもしれないが)、スロットルの反応はきわめて俊敏だ。フルスロットルにしようものなら弾かれたように軽々と前方に飛び出していく。

 
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