海外試乗

2018.09.23

天空の玉座 エグゼクティブ・オープン・スポーツ対決 前編 回顧録

ランボルギーニ・ガヤルド・スパイダー/ベントレー・コンチネンタルGTC/アストン マーティンDBSヴォランテ

オープン状態での走りは

もっとも、ルーフの構造と動作を知ってしまえばそれほど驚くことではない。GTCは収納すべきファブリックの面積が少なくとも倍以上あり、そしてガヤルドをルーフレスへと移行させるためにはコンパクトなキャノピーを収納するためにいったんエンジンリッドを持ち上げ、そして元に戻す作業があるからだ。要するに、DBSがとりわけ野心的なルーフ開閉機構を用意しているわけではないのである。

タネ明かしが済んでしまえば無意味な勝負だと思われるかもしれない。そう、重要なのは速さそのものではない。ルーフの構造やメカニズムの違いこそ見るべき点であり、それがそのまま各車のコンセプトの違いを明確に表しているところがポイントなのだ。

そういう違いがありながら、3台は500ps以上の最高出力を掲げ、0-100km/h加速を5秒以下でこなし、300km/h級の最高速を誇る点で共通している。その動力性能をオープン状態でどこまで味わえるのか、実に興味深い。

アストンによれば、DBSヴォランテのボディのねじれ剛性はクーペの75%が確保されているそうだが、それに伴う重量の増加は115kgと比較的少なめに抑えられている。ポップアップ式のロールオーバー・バーとバング&オルフセン製のオーディオを備えており、後者はトップの開閉に応じてアンプの出力特性が変わる凝ったシステムだ。

しかし、走行メカニズムはいたってコンベンショナルで、517psの6.0ℓV12は6段のマニュアルもしくはパドルシフト式オートマティックトランスミッションを介して後輪を駆動する。

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