長期テスト ダチア・サンデロ(4) LPG車が普及しない理由

2018.10.10

ネックは「左側通行」と「税金」

では英国で販売されていないのはなぜだろうか。これにはおそらくふたつの原因が考えられる。ひとつ目は右ハンドル仕様のLPG車が生産されていないから。ふたつ目はLPG車にも排気量による累進課税が課されるようになり、ガソリン車やディーゼル車と比較した時のメリットが薄れてしまったからだ。

オートガスは英国で一番のLPGサプライヤーで、同社は2000年にシェルとキャラーの合弁会社として設立されたが、事業は進展していない。だが同社によれば、LPGへの累進課税はまだ施行されていないため、税金は引き続きかなり低いままだという。

現在の1ℓ当たりの税率はLPGの15.8%に対して、ガソリンやディーゼルは58.9%で、たとえ税金が上がっても他の燃料よりは安いままだと思われる。

右ハンドル化の問題に関しては、すでにフォードがトランジット・コネクトバンの右ハンドル仕様の生産を始めている。これはスペインで生産され、香港などの左側通行国に輸出されている。フォードはなぜ英国に少量輸入して反応を見ないのだろう。きっと英国人はLPG車という存在を失念してしまっているだけだと思うのだ。

テスト車について

モデル名:ダチア・サンデロ・ステップウェイ
新車価格:1万5380ユーロ(197万円)
テスト車の価格:1万5380ユーロ(197万円)

テストの記録

燃費:15km/ℓ
故障:アダプターの固着(解決済)
支出:無し

 
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