ロールス・ロイスで「お抱え運転手」体験 VIPを送迎 注意事項は?

2018.10.13

実際の顧客の送迎へ

ほかの陣営としては、ロールス・ロイス・レイス、メルセデスのVクラス2台とSクラス3台、ランボルギーニ2台、そしてメルセデス-AMG GTロードスター。さきのファントムとは違って、こちらはみな新車だ。アバスはさぞかし大きな邸宅に住んでいたにちがいない。

さてそのアバスが、1日運転手体験として顧客のひとりを午後の会議へファントムでお送りしてみてはどうかと提案してくれた。「普段はSクラスのお客さまですが、無料でアップグレードすると伝えてあります」という。

とはいえ、ファントムに乗りこむ前にすることがあった。ネクタイの色指定(黒か紺)から、乗客に記念写真を頼んではいけないといったエチケットにいたるまで、微に入り細にわたる「虎の巻」を頭に入れることだ。

準備がととのったところでアバスに連れられ、ファントムの待つ近所のNCP(パーク24傘下のナショナル・カー・パークス社)バークレー・スクエア駐車場へと向かう。ロンドンのど真ん中、薄汚れた壁に囲まれ蛍光灯に明るく照らされたファントムは、神々しいまでに堂々と見える。お客が1時間156ポンド(2万3000円、ただし最低4時間から)ものレンタル料を喜んで出す気になるのも、なるほど納得だ。

ここで「2、3確認しておきますね」とアバスはいった。「クルマの反対側へまわるときは、けっしてスピリット・オブ・エクスタシー(ノーズのオーナメント)の前は通らず、後ろを通ってください。お客さまに会ったらにこやかに、ちゃんと目を見てごあいさつします。そして右手でドアを開けますが、左手はカバンの受けとりに備えて自分の腰に回しておきます」

 
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