国内試乗

2018.10.14

試乗 ボルボXC40 T4 AWD 「買い」はモメンタムか、インスクリプションか

ボルボXC40 T4 AWDモメンタム/インスクリプション

テスト日 : 2018年10月3日

価格 : 459万円/499万円

文・川島茂夫 撮影・佐藤正勝 

脚、ハンドリングは?

フットワークにT4/T5の違いは見当たらない。T4/T5ともにRデザインのみ専用サスチューンを採用し、試乗車はともに標準サス仕様。高い重心を抑えるためにやや硬めのストローク特性となっているが、初期ロールから大横G旋回、うねり路面などいずれも滑らかさと不要な揺れを抑えたストローク感を維持する。

ハンドリング面では転舵初期から転舵量に応じたヨー(方向)変化を示し、神経質な操舵を要求しない。正に「過不足なく」の反応であり、うねりのある高速コーナーでもヨーの乱れは極めて少なく舵角に応じたラインを維持する。

前述したとおり乗り心地はちょっと硬め。ただし、ガツガツとかドタバタしたような振動はほとんど感じない。大径ホイール+ロープロタイヤにありがちな車軸周りの揺動感も少なく、タイヤ踏面から車体までが一体となってストロークする感覚が乗り心地の質感を高めている。洗練感と安心感の両立が印象的である。

安心と言えば安全&運転支援機能もボルボ車のセールスポイントであり、期待を裏切らずXC40も高水準にある。

中でもとくに評価したいのはACCだ。ボルボ車のACCは速度計に設定速度と前走車速度が表示されるのが特徴。速度制御はACCシステムが行うのだが、システムがどのように認識しているか一目で判別できるのは信頼感と安全運転の向上に寄与する。なお、速度計には標識認識で検出された制限速度もマークされる。

安心や余裕を軸脚とした走行性能や機能はボルボ車に共通し、いずれもドライバーの感性に馴染みやすい。小さく若々しいキャラを与えられていても、ボルボ哲学は貫かれていた。

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