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試乗 アルピーヌA110 軽量ゆえ、身軽で素直な挙動が魅力

2018.10.19

軽快かつ素直な挙動

そのことを、ルノースポールからやってきたフランス人のテストドライバー氏に尋ねてみたら、まあ3000-5000kmくらい走れば馴染むんじゃないかな、とのこと。アルピーヌ本来のしなやかな乗り味を堪能できるのは、それくらい走った後になるということらしい。

したがって、舗装の継ぎ目を越える際などには、18インチのミシュランPS4から発せられるショックがボディに軽く伝わってくるが、それでも車重1100kg強の軽量スポーツカーとしては充分快適な乗り心地だといえよう。しかも、スピードを上げるにつれてフラットさを増すライドも、いいスポーツカーの定石どおりだといっていい。

その一方で、正規の空気圧で走ったA110は、乗り心地よりもむしろハンドリングの面で好ましさを発揮した。印象としては、前回乗った空気圧過多の状態に比べて挙動が一段と軽快かつ素直で、コーナリングに前回以上の爽快感がある。いかにスポーツカーであっても、タイヤの空気圧は高ければいい、というものではないのだ。

その結果、ハンドリングは前回乗ったとき以上にアンダーステアが軽く、まさにオンザレール感覚でコーナーの連続を縫っていける。しかも今回、下りのワインディングを攻めてみて、その走り易さに驚いた。上りのコーナーが後輪に荷重を載せた安定したものなのは当然だが、下りでもテールが不用意に張り出される印象はなく、速いペースで安定して駆け下っていく。それも、前44/後56という適切な前後重量配分の賜物だろう。

 
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