海外試乗

2018.10.28

ホットハッチ対決 フォーカスRS vs メガーヌ250カップ 後編 回顧録

フォード・フォーカスRS/ルノースポール・メガーヌ250カップ

編集部より

後編では、実際の走りをテストします。メガーヌ250はフォーカスとは見た目も走りも段違いの高級感、洗練性を見せてくれました。ただし、ホットハッチとしての刺激の強さでいえばシンプルに強烈な性能を見せつけるフォーカスRSの勝利といえそうです。

もくじ

衝撃的な動力性能
メガーヌの見事な内外装
落ち着いて上品な走り
クールなホットハッチ
似ているようで正反対の2台

衝撃的な動力性能

フォーカスRSは乗るたびに最初の数分間でその動力性能にショックを受けずにはいられないクルマだ。過去に数多くの個体をドライブした経験があってもそれは変わらない。極低速から強烈なトルクを発し、それからすぐに中速域の一気呵成の加速へと続くさまは、まるで物理の法則を平然と無視しているかのようでさえある。

前輪駆動のクルマがこれほど低速から強烈に加速できるとはまったく予想できないだろうし、しかもそのときにフロントタイヤが空転することもなければ、制御を失って左右に振れる兆しすら微塵も見せないとなれば、まさに驚異であろう。

しかし、RSはまさにそういうクルマだ。午前中、マドリッドから郊外へ抜ける道は比較的空いていて、そこから南側の幹線高速道路への進入で3速全開にしてみたのだが、テールが少し沈んだような感触を伝えてきただけで、あとはロケットのように地平線めがけて加速していった。

フロントアクスルにはドラマティックな事件はなにも起こらない。当然ながらトルクステアなどは一切なく、エンジンとターボとエグゾーストが織りなす感動的なサウンドのアンサンブルを伴った息の長い加速がひたすら続くだけだ。わたしはただ海岸を目指して夢中で走り続け、それを満喫していた。

 
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