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初試乗 アウディA1 モデルチェンジ、ライバルはミニ 高めたデザイン性

2018.11.23


ホットハッチとまではいえない

エクステリアを引き締めるアルミホイールは、15インチから18インチまで選べる。今回の試乗車では、30と40は17インチを、35は18インチのホイールを履いていたが、明確な乗り心地の違いは感じられなかった。

A1は、たとえアダプティブダンパーを柔らかいセッティングにしても、優れたボディコントロール性を備えている。ただ、乗り心地は快適とはいい難く、ボディは終始落ち着かず、路面状態によってはかなりの音量のロードノイズも聞こえてしまう。

ほかにもドライビングに関わる設定として、ATの変速レスポンスやステアリングホイールの重さなども変更できるし、アダプティブダンパーの硬さも調整が可能。しかし、最終的にはパワートレインは最も活発に、サスペンションとステアリングホイールは最も穏やかな状態が、わたしはベストだと感じた。

ミニがゴーカート・フィーリングと呼ばれる、クイックな味付けにしている中で、このクラスメイトも似た味付けを狙ったかのようにすら思える。A1のステアリングフィールはレスポンスに優れ、シャシーも鋭いコーナリングで応えてくれる。しかし、コンパクトなボディで俊敏な回頭性を持っていても、2.0ℓエンジンを選択しない限り、ホットハッチに乗っているという感覚は薄い。1.5ℓエンジンでは加速の面で物足りなさがあるし、1.0ℓでは約束の時間に遅れそうな時に、ヤキモキしそうだ。

 
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