龍の棲み処にて ギルバーンとTVRの歴史をたどる 「インベーダー」試乗

公開 : 2018.12.09 15:40  更新 : 2021.02.17 17:44

いつになるかわからない

「最初のクルマのデリバリーがいつになるか、現状ではわかりません」とエドガーはいう。「工場の進捗状況がはっきりするまでは。3月に引き渡される予定の小さい建物でクルマの製造を始められるかもしれません。トレーニングや試験、プロトタイプのセンターにする予定だった建物です」

クルマ自体の開発状況は?「そうですね。75%のコンポーネントは調達しました。もちろん、クルマの主要パーツはすべてです」とエドガーはいう。「フォードの新しいコヨーテのエンジンでは、今まで多くの時間をかけた仕事がしなくてもよかったということが分かったんです。時間を無駄にしました」

最初のグリフィスに予約金を払った人たち(500人もいるという)は、ソーシャルメディアで愚痴をこぼしていないところから察するに、とても忍耐強いようだ。おそらく、彼らの多くは過去にTVRで同じような経験をしてきたので、待機戦術の何たるかを知っているのだ。

エドガーは彼らに対して巧みに最新ニュースを伝えているようだ。最近では1台だけのグリフィスを使ったカッスル・クームでのタイヤ試験の風景というのがあった。われわれの予想では、もっともっと辛抱が必要になるだろう。特にリストの後ろの方の人には。

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