新型BMW 3シリーズ 320d(G20)に初試乗 フルモデルチェンジ 走りは健在

2018.12.14


4気筒ディーゼルはシーケンシャル・ツインターボに

英国では最も売れるであろう、4気筒ディーゼルエンジンには大きく変更が加えられている。これまでの1基のターボに排気導入口をふたつ備えたツインスクロールターボから、エンジンの回転数に応じて2基のターボを切り替えるシーケンシャル・ツインターボになった。それにより、燃費とスロットルレスポンスを向上させたという。BMWによれば燃費は21.0km/ℓ以上で、0-100km/h加速は8速AT車で7秒を切るとしている。

燃費を向上させながら、充分なパフォーマンスを両立させることは、なかなか難しい。今回われわれが選んだ試乗車は、その新しいエンジンを積んだ320dで、F30型320と最高出力、最大トルクは同値。189psと40.7kg-mとなる。

もしこの320dの4気筒ディーゼルエンジンで不満を探すとすれば、BMWらしいスムーズさと静かさを備えていないということ。F30時代の320dと大差ないと思う。しかし、3500rpm以上の回転数でも勢いよく吹け上がり、5000rpm手前のレッドゾーンまで気持ちよく回る。しかしATはその手前で変速してしまうけれど。

従来のB47と呼ばれていた4気筒ディーゼルエンジンよりも、低回転域でのレスポンスはわずかながら鋭い。しかし、シーケンシャル・ツインターボを積んだ新しいエンジンだとは、知らされない限りは気づかないレベルだと思う。回転数が上がり、大径側のターボの過給が始まっても、パワーデリバリーに急激な変化はなく、扱いやすい太いトルクがリニアに湧き上がってくる。

大きくなったボディと伸ばされたホイールベースに、新しいサスペンションという組み合わせによるダイナミクス性能は、良好な結果を生んでいるのか? これは、明確にYESだ。

 
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