ロードテスト フォード・マスタング・ブリット ★★★★★★★★☆☆

2018.12.29

 

意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 使い勝手 ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

意匠と技術 ★★★★★★★★☆☆

2018年にマイナーチェンジされたマスタングは、スポーツカーとして角の取れたクルマになっている。また初期型は、市場の要望に答えられるような、アクティブセーフティ機能や利便性などを備えていなかった。しかしマイナーチェンジを受けたモデルなら、アダプティブ・クルーズコントロールにスマートフォンとのミラーリング機能、現代的で洗練性を増した10速ATなどが搭載されている。

同時にフォードは、V8「コヨーテ」エンジンに、直噴と非直噴を組み合わせてた、デュアルフュエル・インジェクションシステムを搭載した。新しいV8エンジンをベースに、新しいシェルビーGT350にも採用されているインダクションシステムを搭載し、アクティブ・エグゾーストシステムも標準装備となっている。ちなみにより安価なマスタングGTの場合、オプションで選択は可能だ。

新しいWLTP(乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法)の規制に合わせるべく、欧州での最大出力、最大トルクは、ともに北米仕様の481psと57.9kg-mよりやや劣る数値となっている。英国では、ブリットの最高出力は459ps、最大トルクは53.8kg-mとなり、標準のマスタングからの出力向上はわずか9psに留まってしまう。

ブリットに限らず、2018年のマスタングの変更点としては、サスペンションスプリングとアンチロールバーの見直しにリアサブフレームの強化、パワーステアリングとスタビリティコントロール・システムの調整など。磁性流体を使用したアダプティブダンパーは上位グレードのみのオプションとなるが、ブリット仕様には標準装備。もちろん、今回のテスト車両にも搭載されている。

加えて、欧州向けのブリットには、これまで北米市場では選択することができたオプションも選べるようになった。それが、フォードGTパフォーマンス・パッケージ。サスペンションはダンパーの減衰力を見直すとともに、スプリングレートを高め、アンチロールバーは強化品になり、車高はわずかに低くなる。フロントにはブレンボ社製の対向6ポッドのブレーキキャリパーを備え、ウォームギヤを用いたトルセン式リミテッドスリップデフも採用する。

欧州ではマスタング・ブリッドに組み合わされるのはマニュアルのみで、ボディタイプはクーペのみとなる。この6速マニュアルには、ツインプレートクラッチにデュアル・フライホイールが2018年から採用されているほか、変速時に自動でエンジンの回転数を合わせる機能も搭載する。

 

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