ロードテスト フォード・フィエスタST-3 ★★★★★★★★★☆

公開 : 2019.01.03 11:40

 

はじめに ▶ 意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

購入と維持 ★★★★★★★★★★

エントリーグレードとなるフォードフィエスタST-1の価格は1万8995ポンド(275万円)となっており、ライバルモデルが軒並み2万ポンド前半からのスタートなことを考えると、バーゲンプライスにさえ思える。ただし、ST-1はあくまでも目を引かせるための廉価グレード。実際購入するひとは少ないだろう。また、残価設定での月払いにすれば、実際の支払額も高くなる。だとしても、このフォード・フィエスタのパフォーマンス水準を考えるとかなりコストバリューに優れたクルマだといえる。

ST-1に標準装備されるのは、6.5インチのインフォテインメント・システムとiPhone、アンドロイドそれぞれのスマートフォン・ミラーリング機能、17インチのアルミホイール、クルーズコントロール、ファブリック張りのレカロシートにセキュリティアラームなど。

中間グレードとなるST-2は1000ポンド(14万円)の上乗せが必要になるが、18インチのアルミホイールに、エアコン、8.0インチのインフォテインメントシステムに加えて、シートも上級指向のものになる。

ホットハッチの場合、さほど燃費は重視される項目ではないかもしれないが、フォード・フィエスタSTは毎日使いにも困らないほど燃費も良い。高速巡航走行のテストでは、17.0km/ℓという優れた燃費を出したから、普通に使用していても同程度は狙えそうだ。賢い3気筒エンジンは、二酸化炭素の排出量でも優れ、136g/kmとなっているが、ルノー・クリオRS200やフォルクスワーゲン・ポロGTIよりは多いようだ。ただしクリオもポロも、テスト条件がやや異なってはいいた。

ポロGTIとフィエスタSTとの差は僅か。モデルチェンジをへて差は縮まったようだ。反面、ミニの残存価値は比較的急に落ちているのがわかる。

 

はじめに ▶ 意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

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